【青色申告】ウーバーで押さえておきたい仕訳7パターン【複式簿記】

取組み方

こんにちは、梅ちゃんです。

ウーバーイーツで働くのは、ウーバー側との「業務委託契約」になり、

配達員は「個人事業主」となるため、納税は確定申告で行います。

 

その確定申告ですが、申告をする際に、

「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、

税金面で有利なのは青色申告の方です。

 

「お得なんだったら、青色一択!」となるところですが、

青色申告をチョイスすると、「複式簿記で帳簿付け」を行う必要があります。

 

「複式簿記。。なんだかややこしそう…」

と思うかもしれません。一見、とっつきにくいかもしれませんね。

 

そこで今回記事の前半では複式簿記や仕訳について、

複式簿記って何?という方から、すでに苦手意識がある方までが

理解できるよう、わかりやすく解説していきます^^

 

後半は内容をウーバーイーツの事例に限定した、

「ウーバーイーツ仕様」の仕訳例を7つのパターンに

分類しました。”ウーバーイーツならでは”の仕訳も、

これでバッチリです^^

 

なお、確定申告の手続きはもちろんですが、普段の帳面付けも含めて、

freeeや、やよいの青色申告と言った会計ソフトがあると事務作業の負担が格段に減ります^^

 

MacでもWindowsでも使える”クラウド型”のおすすめ会計ソフトを下の記事で

紹介しています。参考にしてくださいね。

 

 

 

「複式簿記って?」

複式簿記とは、ある取引においてお金の出入りと、

「原因」と「結果」とを記録したものです。

 

その際、「仕訳帳」というものに記入するのですが、

まずはその”仕訳(しわけ)”についてお話しします。

 

仕訳って?

複式簿記の説明の繰り返しですが、

仕訳とは、どのような取引が行われたか、

金額も内容も一目でわかるようにしたものです。

 

一般的には「仕分け」の字を使いますが、

この仕分けと同じように、ある取引を”分類した”、

または原因と結果とに”分けた”ものが、

帳簿で言うところの「仕訳」にあたります。

 

まずは実際の取引を見てみましょう。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
現金 5,000 売上高 5,000

この取引は、

「ある商品を5000円で販売して、その売上を現金で受け取った」

という内容です。

 

上で仕訳は「分類すること」と言いましたが、

ひとつの取引が真ん中で左右に「分類」されています。

 

ところで見慣れない言葉がありますね。そう、

「借方(かりかた)」と「貸方(かしかた)」です。

 

取引を左右に分けた左側を「借方」、右側を「貸方」と言い、

両者は原因と結果の関係となり、

両方の金額(「借方金額」、「貸方金額」)は、必ず一致します。

これが大原則です。

 

またここで出てきた「現金」や「売上高」などの、

取引の詳細を示す項目を「勘定科目と言います。

 

余談ですが、この「借方」「貸方」という言い方を採用したのは、

福沢諭吉だそうです。さすがですね。

 

会計ソフトは万能!?

「そんなことを覚えなくても、会計ソフトがあればいいじゃね?

どの会計ソフトも『簿記の知識がなくてもOK!』って言ってるし…」

と思われたかもしれません。

 

確かに今の会計ソフトは簡単入力がウリで、

レシートもスマホでスキャンすれば自動で帳簿をつけてくれますし、

銀行とオンラインで繋げばやはり自動でデータを取り込んでくれます。

 

しかし最低でも、「どんな取引が行われているか」を

理解できるようにしておくほうがいいですし、

仕訳の意味するところは簿記の知識があって初めてわかってきます。

 

また、会計ソフトが自動でデータを反映すると言っても万能ではなく、

やはり手入力で追加訂正する場面が出てきます

そういう点からも、やはり複式簿記を知っておく必要があります。

 

例えるなら、車のオートマ、マニュアルみたいなもので、

オートマで普通に車を走らせるには十分でも、

より車を思いのまま操るとなると、マニュアルの方が適しています。

 

と、ここまで一般的な複式簿記や仕訳の話をしてきましたが…、

ウーバーイーツで帳簿付けを行う場合…、

上で説明してきたこと…、

 

きれいに忘れてしまって大丈夫です(笑)

 

どっちやねん!と言うツッコミが聞こえてきます^^;

 

というのも、これからお伝えすることだけ押さえておけば、

実務に支障はないと思います^^

(でももちろん、複式簿記を知っておいて損はありませんよ!)

 

お金が増えたら「左」、減ったら「右」

先ほどの例をもう一度見直します。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
現金 5,000 売上高 5,000

この取引は、ある商品を5000円で販売して、

その売上を現金で受け取ったという内容でしたね。

 

もう一例挙げます。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
仕入 5,000 現金 5,000

この取引は、ある商品を5000円で仕入れて、

その支払いを現金で行なったという内容です。

 

この2つの例からわかるように、

⒈お金が増えたら「左」、減ったら「右」

⒉その理由を反対側に記入

⒊左右の金額は一致

押さえておくことはこの3つだけです^^

 

最初の例は、商品を売って現金が増えたから現金が左、

その増えた理由(商品を売った「売上」)を反対の右側に

記入する。

 

後の例は、現金が減ったから現金が右、

その減った理由(商品を「仕入れた」)を反対の左側に

記入する。

 

これだけでウーバーイーツの9割方の仕訳をこなせます^^

 

その上で、ウーバーイーツで起こる取引に限定した、

「ウーバーイーツで必須の仕訳7パターン」

を押さえておきましょう。

 

これからあげる7パターンの数字だけ変更して使ってください(笑)

これでもう怖いもんなしです^^

 

ウーバーイーツで必須の仕訳7パターン

①「ウーバーイーツで5000円稼いだ」

一番シンプルで、もっとも目にするケースです。

ウーバーイーツでの売上ですが、

実は状況によって3パターン存在します。

 

現金払いを受け付けない場合

現金払いを受け付けない場合、翌週にウーバーイーツから配達料が

支払われます。ウーバーイーツに「貸し」があることになるので、

「売掛金」という勘定科目を使います。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
売掛金 5,000 売上高 5,000

となります。そして、後日ウーバー側から指定口座に入金があった場合、

売掛金を相殺する形で仕訳をします。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
普通預金 5,000 売掛金 5,000

自分の銀行口座に振込があるので、勘定科目は現金ではなく「普通預金」です。

 

現金OKで、商品代の方が売上より多い場合

売上が5000円、現金払いの商品代が合計で7000円だった場合、

商品代が売上を上回る時は、差額2000円をひとまず”預かる”形をとります。

 

後日、クレジットカード決済で差額2000円の請求がウーバー側から来ます。

事実として7000円の現金が手元にあるが、その内5000円が売上、

残り2000円は預かり分という仕訳をします。

 

ひとまずお金を預かるので、ここでは「仮受金」という勘定科目を使います。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
現金 7,000 売上 5,000
仮受金 2,000

となります。

貸方(右側)の項目が2つですが、原則どおり左右で合計金額は一致しています。

 

そして後日、ウーバー側から仮受金の引落しがあった場合は、

口座の金額が減ることになるので、普通預金が右にきます。

先の取引の仮受金を相殺するという見方もできますね。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
仮受金 2,000 普通預金 2,000

となります。

 

現金OKで、商品代の方が売上より少ない場合

売上が5000円、現金払いの商品代が3000円だった場合のように、

現金払いをOKにしたものの、ほとんどの注文がカード払いで、

もらった商品代が売上より少ないケースです。

 

この場合、手元の現金と後日ウーバー側からの差額分とを合わせた額が、

当日の「売上」となります。

 

それまではウーバーに「貸し」があるので、「売掛金」です。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
現金 3,000 売上 5,000
売掛金 2,000

となります。

上の例と同じように、ウーバーから入金があれば、

以下のように仕訳します。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
普通預金 2,000 売掛金 2,000

 

②「自転車の保険代500円が引き落とされた」

勘定科目は「保険料」です。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
保険料 500 普通預金 500

 

③「仕事用にPCを10万円で現金で買った」

本来、家事按分(かじあんぶん)という面を考慮する必要があります。

PCや家賃、スマホの通信費などは仕事でもプライベートでも使うため、

その割合を公私で分ける必要があります。

 

ただ、この例では「仕事用に」とあるので、

プライベートでの使用は考えません。

 

また会計ソフトによっては、家事按分をあらかじめ設定できるソフトもあります。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
備品 100,000 現金 100,000

 

④「Amazonでウーバーイーツバッグ3000円をカードで買った」

「掛け」の取引が売上につながる「商品」の場合は「買掛金」になるのですが、

消耗品や備品の場合は「未払金」という勘定科目を使います。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 3,000 未払金 3,000

 

後日、銀行口座から引落がありました。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
未払金 3,000 普通預金 3,000

 

⑤「スマホケースを2000円で現金で買った」

基本は④と同じですが、現金購入ですので、もっとシンプルです。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 2,000 現金 2,000

 

⑥「預金通帳に5万円の個人用の振込があった」

通帳を個人用と事業用とにきちんと分けてあれば

関係ありませんが、一緒の場合は

「ビジネス」か「プライベート」かで扱いが変わってきます。

 

このケースは、口座のお金が増えた理由がプライベートのため、

帳簿上、増えたお金を「事業主に”借りた”」と考えます。

そこで、「事業主借」という勘定科目を使います。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
普通預金 50,000 事業主借 50,000

 

⑦「生活費として10万円銀行から引き出した」

⑥とは逆に、今度は事業主に「10万円貸す」という発想です。

「事業主貸」という勘定科目があります。

 

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
事業主貸 100,000 普通預金 100,000

 

以上、ウーバーイーツでよく使う仕訳を7パターンに分類して

見てきました。あとは金額が違ったり、買った商品が違ったりするだけで、

だいたいこのパターンのいずれかに当てはまると思います。

 

引落や支払い関係は月々のサイクルが多いので、

試しに一ヶ月帳簿を付けてみてください。

きっと、自分なりの”必勝パターン”が見つかりますよ!

 

まとめ

ウーバーイーツの帳簿付けは会計ソフトで楽々

それでも最低限の帳簿付けの知識は必要

パターンにさえ慣れれば、日々の帳簿付けは数字が違うだけ

 

でした。

どうぞ素敵なウーバーイーツライフを。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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